【感想】作家のお菓子
作家の愛したお菓子を知る
有名な人は美味しい物を食べているはず!という好奇心を満足させてくれる本である。普段から食べていたものということで、肩肘張らず、けれどノスタルジーな感じのするお菓子がたくさん載っていました。
全ページカラーでお菓子の写真がたくさん載っています。お腹がグーグーです。お休みの日にお店へ買いに行きたくなりました。
私の食べたいリスト
前回の「【感想】作家のおやつ」に引き続き、自分の気になったものを挙げ連ねていきます。
龍水楼の三不粘(有吉佐和子)
歯につかない、箸につかない、皿につかないという三不粘(サンプチャン)。
龍水楼では北京の「同和居」の作り方を有吉先生の助言で店主が再現したそうで、子羊のしゃぶしゃぶコースでデザートとしていただけるらしい。こちらは5人前より要予約で、単品の取り扱いはないそう。
三不粘、たしか以前に「ごほうびごはん 5 (芳文社コミックス)」にも出てきてました。お店はたぶん別の所だったかと思いますが、漫画を読んだときから気になってたんですよ~。
甘くてもちもちとしたカスタードクリームというこの甘味を、ぜひ食べてみたいです。
ローザー洋菓子店 クッキー(三宅艶子)
1932年から続く老舗の味。
水色のブリキのクッキー缶が可愛くてファンも多いそうです。
苺の赤ワイン漬け(石本泰博)
晩年、親しい友人につくって振舞っていたらしい。
下記、「作家のお菓子」作者該当ページよりから引用。
苺を2パック用意し、水洗いしてボウルに移し、スプーンで軽くつぶして砂糖を適量加えて、そこに赤ワインをたっぷり注ぐ。ワインを注いだら、冷蔵庫で二日二晩、寝かす。寝かしているうちに味がなじみ、アルコール塾生が進む。よく冷えていて、程よい甘さのデザートだ。
三木製菓 ケーキ(谷崎潤一郎)
昭和23年創業で、初代は銀座の不二家で修業。当時は地元の牧場の生クリームを使用していたそうで、東京のものより美味しいと評判だったそう。
シュークリームがカスタードクリームの上に生クリームが乗っていて、とっても美味しそう。
ラングドシャ、猫の舌というクッキーも食べてみたい。
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