【感想】お茶の時間
ただのティータイムコミックエッセイではない。独身女性の心をわしづかむ、あたたかいメッセージにグッとくる
先日、デパートで「ホテルニューオータニ」のケーキを見かけました。
あ、このケーキ、益田ミリの本に出てたやつ!と言うことで、今回はティータイムコミックエッセイです。
お店やお茶のお菓子も気になる所ですが、お話の中の何気なく言っているセリフに励まされます。
感想
1.人は○○○の数ででも成長できる生き物だっ
一番心に残ったのは20ページ目、子供を産んだ方との会話の後の「去年の私」と「今年の私」の会話です。
一年前と比べて自分は成長しているか、そんなことを言った今年の私に、去年の私が「人は○○○の数ででも成長できる生き物だっ」っていうところ。(セリフの○○○の部分は隠しますので、ぜひこのシーンを読んでください。)
胸が熱くなりました。
あぁ、そうか。それなら私も成長してるなって、なんだか救われた気持ちです。
悩める女性に贈りたい、そんなメッセージでした。
2.1ピース3000円するショートケーキから人生のあれこれについて考える
あ、もちろん、ティータイムのお話も面白かったですよ。
上でも書きましたが、この本でホテルニューオータニの1ピース3000円するショートケーキの存在を知りました!
この年でこんなもの食べて良いのか、でも一番若い今日に食べなくては、等と言った著者の葛藤に共感できますがぜひ私も食べてみたい!!と強く思ったのでケーキのこと覚えてたんだろうなぁ。先日見かけた時はテイクアウトだったので買いませんでしたけど、現地に行って喫茶で食べたい。食べたいったら食べたい。
このケーキの話の「年を取ったらこんな大きなケーキはもう食べられない、その時は~」のくだりも心にぎゅっときました。著者の無理せず、自分のペースでって姿勢が辛い時すごく励まされます。
3.海外のお茶事情
韓国ではグループでお茶した時に、一人1個ずつデザートを食べるのではなく、色々注文してみんなでシェアして食べるのが普通なんだそうです。
日本では一人一つのデザートを食べるので、お腹一杯にならないか質問されたシーンを見てカルチャーショックを受けました。
ケーキバイキングの話題にとても興味を示されたそうですが、韓国、というより外国ではあまりないのでしょうか?